文学あそび 

文学とはなにか。

それは言葉通りに「文字を介しての学び」です。学びは知識を包容しています。

文学は芸術としては程度の低い貧弱な形式です。なぜなら最低限でも文字を解し言葉を知らなければ内容を理解できないからです。

片や、例えば音楽や絵画は、文字を知らなくても内容を理解できます。少なくとも耳と目に入る情報だけで楽しめる。好きか嫌いかの判断ができる。

人の情感に訴える知識が芸術ですから、言葉などという面倒な手段がなくても心に沁みこむ音楽や絵画は文学よりも高尚な芸術です。

また文学の中でも、詩歌やポエムは語彙が少なくても伝達力が強い分だけ、小説よりも芸術性が高いと言えます。

筆者はまた次のようにも考えます。

それらの「程度の低い芸術」の中で、金を稼げる小説、つまりプロの小説だけを「小説」と呼び、金を稼げない小説を含む残りの全ての「文字を介しての学び」を文学と呼んでみます。

すると今筆者がここに書いている文章や、売れない下手な小説や、SNS愛好者の全ての皆さんがインターネット上に投稿している膨大な量の文章も、何もかも、全て「文学」です。

SNSは文字を知っているあらゆる人々が「文学」を遊ぶことのできる優れものです。

だから筆者はSNSを愛するのです。

 

 

 

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